前期中新世(約2000万年前)の地層が残る礫岩峰が見事な国指定の名勝。
長年の水の浸食により剥き出しになった礫岩には無数の穴があり、そのことから古岩屋と呼ばれるようになったと言われています。
岩肌には岩松、セッコク、ウチョウランなど貴重な植物が自生しており、望遠鏡があれば植物をよく観察できます。
弘法大師と天邪鬼の民話も伝わるこの場所は、巨大な奇岩に圧倒され、自然の偉大さを感じずにはいられません。
秋には紅葉が岩の周辺を彩り、壮大な礫岩峰と紅葉のコントラストはまるで絵画の世界に飛び込んだよう。
初夏の新緑や四季折々の花も美しく、周辺の豊かな自然の中にある遊歩道で気軽に散策してみるのもおすすめ。
県道を挟んだ向かい側には国民宿舎古岩屋荘があり、古岩屋の素晴らしい景色と共にお料理を味わうことができます。